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果実袋に“パンスト素材”?農家が選ぶ3つの理由とは|工業フィルターの意外な活用法
果実袋の素材、変えてみませんか?
果実を守る袋といえば、これまで「紙袋」や「不織布袋」が主流でした。
しかし近年、一部の農家の間で意外な素材が注目されています。
それが、「ストッキング」や「タイツ」に使われている、パンスト素材です。
「工業フィルターとして使われているはずのあの素材が、果実袋に?」
実はこれ、作業性・再利用性・果実の保護という3つの観点からとても理にかなった選択肢なのです。
今回は、果実袋としてパンスト素材が選ばれている3つの理由を、事例とともにご紹介します。
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理由①:薄くて強いから、果実をしっかり守れる
ストッキングやタイツに使用されている設備を使って、対候性があり、「薄いのに丈夫」という特徴のあるポリエステル素材を使用しています。
実際に工業フィルターとしても使われるほど、伸縮性・耐久性・引っ張り強度に優れており、果実を包んでも破れにくいのが特長です。
また、柔らかく伸びるため、果実に直接触れても傷つけにくく、「果面に優しい」という特徴があります。
理由②:防虫・日焼け対策ができる“ちょうどよい目の細かさ”
パンスト素材の目の細かさは、防虫対策においても実用的です。
従来の紙袋では通気性が悪く、結露によるカビの原因になることもありましたが、
ストッキング素材であれば通気性を保ちつつ、虫や汚れを防ぐというバランスが取れます。
また、日光を和らげる効果もあり、日焼けによる色ムラを軽減できるという声も。
農作物の“見た目品質”を守るという意味でも、意外と頼れる素材なのです。
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理由③:再利用できて、コストパフォーマンスが良い
パンスト素材は、元々工業用としても使われるだけあって繰り返し使用に強いのがポイントです。
従来の果実袋は1シーズンで使い捨てることが多いですが、パンスト素材の袋であれば複数シーズンにわたって再利用が可能です。
例えば:
・一度収穫後に洗って乾かし、翌年も使う
・果実のサイズに合わせてフィットさせながら、何度も装着できる
こうした省資源化・廃棄削減にも貢献できることから、SDGsを意識する農家の方にも注目されています。
事例紹介:果実農家での引き合いが増加中
現在、実際にみかん農家からのお問い合わせが増えています。
果実の色づき・表面の美しさを保ちたいというニーズに応える素材として、試験導入が進んでおり、
「使いやすい」「作業時間が短縮できた」などの声が届いています。
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他社でも“果実袋に合成繊維”の活用が進んでいます
他社でも、ナイロン系素材を使った果実袋が開発されており、
作業効率や防虫性に優れた資材として業界内で注目が集まっています。
つまり、この流れはトレンドではなく、現場が求めた合理的進化だといえるのです。
まとめ|「うちの果実にも使えそう?」と思った方へ
コラントでは、工業フィルター素材をベースに、農業用途向けのご提案にも対応しています。
用途や果実のサイズに応じて、形状や仕様のカスタマイズも可能です。